第三世界の成長のシナリオ
第三世界には、日本の常識からは想像もつかないことが数多くあります。
たとえば、メキシコのタクシーにはメーターがありません。
乗る前にはかならず「どこどこまで行きたいが、いくらで行くか?」と値段の交渉をしなければなりません。
もし交渉をせずに乗ってしまうと、本来なら300ペソで行くところを2000ペソだなどと、やらずぶったくりをされます。
現地の事情に明るければだまされることはありませんが、事情を知らない外国人などは、まさにカモネギなのです。
これは土産物屋も同様。
彼らは50ペソで仕入れた商品に、1000ペソなどという法外な定価をつけます。
土産物を買う外国人観光客はメキシコ通貨の価値がわからないから、できるだけ高くふっかけて儲けようというのです。
「1000ペソでは高い」というと、彼らは平気な顔をして500ペソ、300ペソと値下げしてきます。
1000ペソという価格は、そこから値切り始める価格として設定されているのです。